老いを無くし若さを保つための方策はいくつかありますが、その中でも活性酸素を除去することが一番です。
前回は、「活性酸素が老化と病気を誘引する流れ」「活性酸素の種類」「活性酸素はいつでも作られる」について説明しました。
活性酸素の発生タイミング
前回配信の通り、スーパーオキシド以外の活性酸素は毒性が強く、あらゆる細胞を傷つけ、老化や病気を促進します。
そこで、まずは活性酸素を発生させるタイミングを覚えて、なるべく発生させないということが重要になります。
以下、活性酸素が発生するタイミングですので、覚えておきましょう。
- 紫外線
- 紫外線を浴びると、皮膚の細胞内に大量の活性酸素が発生し、肌の弾力やハリを保つコラーゲンやエラスチンを破壊します。
- ストレス
- 精神的ストレスにより、コルチゾールという抗ストレスホルモンが発生します。このコルチゾールは活性酸素を増加させます。
- コルチゾールが発生すると血管収縮や血圧の上昇により大量の酸素が必要になります。大量の酸素が体に入ってくると細胞が活発に動きますので、その際に大量の活性酸素が発生することになります。
- 病気・怪我
- 病気や怪我から体を守るために細胞伝達物質や免疫機能として活性酸素が発生。またウィルスや異物と戦うために好中球が出てきて、過酸化水素を大量産出する。
- 化粧品・シャンプーなどの肌につけるもの
- 化粧品、医薬品には微生物による汚染を防ぐため、防腐剤(パラベンなど)が使用される。他にもフッ素は約半数の化粧品に含まれている。これらが活性酸素の発生を促す。
- タバコ
- タバコの煙には、体内の酸化や炎症を引き起こし、活性酸素を産生する物質が多く含まれている。
- 酒
- アルコールは肝臓で2種類の代謝酵素の働きにより、速やかに水と二酸化炭素に分解される。その代謝とプロセスで活性酸素が生じ、細胞の酸化と損傷を進める。
- グルテン(小麦タンパク)を食べた時
- グルテンは腸の粘膜に張り付き、炎症を発生させることで、活性酸素を体内に送り込む働きをします。
- また、グルテンは中毒性があり、やめられないものになってしまいます。
- 体に悪いものを食べた時
- 菓子類やインスタント食品など加工食品、悪い油などを食べたときは、体はそれらを異物と判断して活性酸素を発生させ攻撃をします。
濃縮酸素には気をつける
酸素カプセルや酸素缶(携帯できる酸素)などの濃縮酸素は活性酸素を吸っているようなものなので注意してください。よほどのこと(酸欠など)がない限り、吸うべきではありません。
濃縮酸素自体が酸素が活性化している状態ですし、上記のコルチゾールの時と同じで、大量の酸素を取り込むことで、活性酸素が大幅に増えてしまいます。
ですので、わざわざ「お金を払って不健康と老化を買う」という状態になります。
次回は「活性酸素を除去する栄養(抗酸化物質)」、「活性酸素発生をおさえ、抗酸化物質で活性酸素を除去し、健康な若さを手にいれる」について配信します。
お楽しみに!
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