「テロメアとは?」テロメアを伸ばして若さを手にいれる②

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テロメアはその染色体の両端に位置し「命の回数券」とも呼ばれるものです。

前回は、「テロメアがなくなった後の細胞は危険細胞」「テロメアを短縮を早める事象」について説明しました。

 

テロメアの短縮を防ぐ方法

テロメアの短縮は防ぐことができます。昨今の研究では短縮を防ぐだけでなく長くすることもできそうだということもわかってきています。

当然ですが、先にあげた活性酸素を発生するタイミングを無くせばテロメアの短縮は防ぐことができます。

その他にも抗酸化物質を含む栄養素を摂取することが重要になってきます。抗酸化物質を含む栄養素とは以下です。

  • SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)を増やす酵素
    • SOD酵素は、体内で過剰となった活性酸素(主にスーパーオキシド)を取り除く働きがあります。
    • ルイボスティー、大豆、米胚芽、落花生などがSOD酵素を含む食品
  • ポリフェノール
    • スーパーオキシドや一重項酸素を無毒化する作用がある。
    • ポリフェノールは様々な植物に含まれており、野菜、果物、穀物、ナッツなどには全て含まれていると考えて間違いはありません。あえてポリフェノールが多い食品をあげるとすると、ベリー類、玉ねぎ、セロリ、ナス、胡桃、ピーナッツ、大豆となります。コーヒー、緑茶、ココア、チョコレートにもポリフェノールは豊富に含まれています。
  • ビタミンC
    • 抗酸化力が非常に強く、活性酸素から細胞や組織を守るという体にとって、強力な味方です。残念ながら体内では作られないので、毎日摂取が必要となります。抗酸化力が非常に強いため、酸化防止剤として使われる時もあります。
    • パプリカ、黄色キウイフルーツ、ブロッコリーなどに豊富に含まれます。「色の鮮やかな野菜やフルーツには大量に含まれる」と覚えておきましょう。
  • ビタミンA
    • レチノールやカロテンなど体内でビタミンAとして働く物質の総称です。抗酸化力が強いのと同時に、目や気管、皮膚などの粘膜に関係する機能を助けます。
    • レバー、うなぎ、バター、鶏卵などの動物性食品に多く含まれます。
  • カロテノイド
    • カロテノイドは自然界に存在する黄色・赤色の色素成分です。体内でビタミンAに変換されたり、生活習慣病を予防したり健康維持のためには重要な成分となります。
    • にんじん、トマト、パプリカなどの緑黄野菜、マンゴー、柿、スイカなどの果物、わかめやひじきなどの海藻類、えび、かになどの甲殻類に多く含まれています。
  • アスタキサンチン
    • 非常に優れた抗酸化力を持つことで知られる栄養素です。アスタキサンチンの抗酸化力はビタミンEが脂質の酸化を防ぐ力の1000倍の力を持っており、ビタミンCが一重項酸素を消去する力の6000倍の力を持っています。
    • アスタキサンチンはカロテノイドの一種で、エビやカニなどの甲殻類に多く含まれています。
    • エビ、カニ以外では鮭やヘマトコッカス藻に含まれています。ちなみに、これらは総じて赤いですが、その赤こそがアスタキサンチンです。

テロメアを再生させる酵素「テロメラーゼ」

テロメアを再生する酵素にテロメラーゼというものがあります。このテロメラーゼを活性化することでテロメアを再生することができます。

テロメラーゼを活性する方法は以下の三つです。

  • テロメラーゼを活性化させる栄養をとる
  • テストテロンを増やす
  • ストレスマネジメントをする(ストレスを減らす)

テロメラーゼを活性化させる栄養素

テロメラーゼを活性化させる栄養素は以下です。

  • 葉酸
    • モロヘイヤやブロッコリー、ほうれん草、いちご、アボガドなどに多く含まれます。
  • ビタミンE
    • アーモンドやナッツ類、唐辛子、緑茶、たらこ、鮭、アボガド、オリーブオイルなどに多く含まれます。
  • 食物繊維
    • ブロッコリー、さつまいも、アボガド、りんご、ひじき、こんにゃく、わかめなどに多く含まれます。

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